RG500ガンマ乾式クラッチキット from UK


RG500ガンマ乾式クラッチキット
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Suzuki RG500 Gamma Dry Clutch
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7万くらいが手数料ですね。


NOVA racing>RG500 Dry clutch kit

楽天/ノバ・レーシング・トランスミッション RG500/400 ガンマ 乾式クラッチキット

ヤマハSDR200 35周年ミーティング参戦車?

30周年ミーティングが終わったばかりだけれど、次回35周年にはこいつで行けたら最高だと思う。
皆さんの土産話を見ると、今回のミーティングでは還暦過ぎのベテランさんの参加もあったようなので、俺も5年後でも行けるかも?

ドイツのモペッド屋さんSachs社によるイカした単車、Sachs XTC-R125。

想像してみてください。
居並ぶSDRの中に何事も無いようにコイツを紛れ込ませようとする男の姿を。

遠巻きに感じる視線。
何が起こっているのか?という困惑の表情。
何か変な空気になってザワつくことは間違いない。


エンジンはヤマハDT125R(3MB/スイス仕様だっけか?)でヤマハからOEM供給をうけている様子。
なのでSDR200の2TVエンジンを載せるのはそう難しくない筈。

でも、こいつは手に入れるだけで苦労するね。
多分輸入しないと無理だと思う。

日本国内で見掛けることがあったら・・・いや、冷静に考えたらネタのためにそこまでするようなファンキーな人間じゃないわ俺w





Sachs Beast
4st 100cc Vツインのコンセプトモデル
小排気量好きには心躍ります。
現行XTC125のタンク形状のベースになったのはこれですね。


Sito ufficiale Sachs

2stのSRX

SDR200は2stのSRXを作りたかったヤマハの技術者によって作られたのだろうと思っています。
(以前の投稿 SDR200にYZ250エンジンが積まれていたら)

当時のヤマハ開発陣にとってSRX4&6は相当に思い入れある車両だったことはよく分かる。

SRXデザインの何が良いかと言えば、コンベンショナルなレイアウトにもまだデザインの余地があるぞと証明したところだと個人的には思ってます。
車体を構成するデザインの起点としての三角形。
風車のようにシュルシュル回転しそうなこのデザインは正に秀逸。

SDR200 30周年ミーティングの中では「エアクリーナーボックスがSDRデザインの起点である」と発言されていたようですが、そのデザインモチーフがSRX4&6にあるのは明らかですね。

SDRをカスタマイズしようとすると非常に邪魔になるパーツがエアクリーナーボックスですから、それだけ存在感あるコアになるデザインなのは間違いありません。

SDR好きはSRXも好き、これは真実(違う?)。
それじゃ、SRXを2stにしてみましょう。

1型SRX6に比較的新しいYZ250エンジンを当て込んでみました。

変更点はエンジンの他はダウンチューブと膨張管(エクスパンションチャンバー)、それとラジエター。
ランツァやSDR200(2TV)、DT-R(3ET系)の前傾シリンダーならダウンチューブを作り直さなくても良いかも知れません。


ところでチャンバーって言い方、昔からなんか気持ち悪い。
パワーパイプとか言った方が良いんじゃないのかね?
つーか、チェインバーだし。


やってみて改めて思うのは、SRX4&6はやはりエンジンや排気管までも含めて適正にデザインされているってことですね。

YZエンジンに換えるだけで見事にコンベンショナル(ありふれた)なオートバイデザインに。
でもコンベンショナルとしてはそれなりに見られるデザインかも知れません。
眺め続けると凄くカッチョ良く見えてくる。

SRXベースでカスタマイズしていくメリットは。
1 スペース的に余裕がある。
2 構成がトリッキーでない。
3 それなりに人気車だったSRXでは豊富なチューンナップパーツやノウハウがある。
4 安い。書付フレーム100円から。

もうやらない理由が無い。
だけどSRX好きは4st単気筒でドコドコ走らせることに拘る訳で、2st化なんて唾棄ものなんですよね。

さて、札幌は良い街です。
中心部の職場まで地下鉄で15分程度の立地でありながらもガレージ付のアパートが5万円も出せば借りられます。

札幌に暮らしていた20年ほど前、うちのガレージにはFZ250フェイザー、部品取りのFZ250R、XJR400、そしてFD3Sが収まっていました。
東京都内でこれをやろうとすると20万円ほども掛かってしまいます。
生まれ育った北海道ではあっても雪は大嫌いなんで、雪が無くなったら帰ってやってもいいぜというスタンスです。

都内の暮らしでは125最強と思っているので自分で実現させる気持ちはさらさらないけど、今も北海道暮らしだったなら今頃は部品集めくらいは始めていたかも知れません。
というかSRX250がこのデザインで出てたなら、SDRにはきっと手を出さなかったんだろうなと改めて思う。

見たいなあ、2stのSRX。
誰かやりませんか?


ヤマハSDR200でチョッパーは凄くイカしてる


うちのブログの読者を調べてみると
35~50歳の男性が100%
孫がいたって全然不思議の無い、もう完全にお爺ちゃんから、せいぜいおっさんという姿が見えた。

今年で30周年を迎えたヤマハSDR200。
年齢からすればこのままでは40周年はおろか35周年をSDR乗りで迎えることも厳しそうだ。

でもご安心ください。
SDRのポジションがきついなら、きつくなくしたらいいじゃない。

SDRのヌードを見たことがある人なら誰でも一度は「これチョッパーにしたら面白くね?」と思ったことがある筈だ。
無いですか?
俺だけ?

いやまあ、やってみなくちゃ始まらない。
で、やってみましたよ。

どうでしょう?
俺的には結構かっこいいなという感想です。


交換したパーツは以下
フラッシャーをヨーロピアンタイプに変更する都合からヘッドライトステーをSRX250の物に。
同形状のヘッドライトステーではあるけれども、フラッシャー取付ステー部分の形状が違っていて、汎用あるいは流用の場合にはSRX250のステーが必須です。

それ以外ではサドルシート。
クロムメッキのリアフェンダー。
これはゼファーかなんかのフロントフェンダーを加工。
テールライトはモンキー。
アルミ製ワンオフフォワードステップ。
エアクリーナーを収める場所がなくなってしまったのでパワーフィルター。
バッテリー収める場所がないのでバッテリーレスに。
フューエルタンクはダミーとして、前側にフューエルタンク、後ろにオイルタンクを格納。

それ以外は何一つSDR200から変更していない。
ポジションが変わった関係から多少重心が下がっているだろうけれども、車重もほぼ変化なく走りはSDRそのままの筈。

走らせられるチョッパーですよ。

かなり現実感のあるカスタマイズだし、チョッパーっていらないパーツを剥ぎ取ってシンプルにする改造だし、スリムな車体は必須だからSDRのトラスフレームはピッタリ。

生まれながらにカスタムなSDRのメッキフレームもここぞとばかり映える。


さあどうだ。
これならおっさんでも爺さんでもSDR行けるでしょ。
40周年目指せますね。

後いじるとしたら、フロントフォークを左右入れ替え。
ブレーキキャリパーをクラシックにフロントに置いて、左配置にする。
この場合のフロントホイールはRZ250R(3HM)ですね。


ベルギーの老舗帽子ブランドHERMAN

ベーコンバイクに影響を受けてSDRカスタムの絵を描いてみた


クリックで拡大

とりあえず仕上げる価値があるかどうか分からないので概略まで。
ベーコンボバーが何とも気になっちゃうのでやってみたけど、意外とかっこいいね。

SDRはフルノーマルが絶対だという原理主義者なので、SDRとして成立するバイクのデザインではなく、SDRのフレームを使ってどんな現代的なデザインを作れるかという習作です。

なので、名付けてSDR INCORRECT

SDRは50ccバイク並みの華奢なフレームを持っているので、中々現代的なバイクデザイン(ボバー風味)は似合わない筈。
これを成立させようと思えば結構な力仕事。

どうだろう、上手く行っただろうか?

ベースはSDR200そのまま。
だけどタイヤ外径は少し大きく。
SDRを特徴づけるアルミのエアクリーナーボックスを取り払い、シートレールを新造。
外装はモダンGKデザインなXSR。
グッツィかなんかのロケットカウル付。
フレーム自体は無加工というのは大切なポイント。
大切なSDRを傷物にしてはいけません。


こっちはロケットカウル取ったネイキッド。
これベースにスクランブラーも良いかな、などと思う。

小排気量のレーサーライクなカスタマイズ以外でもSDRが使えるんだという意識を持っていただいて、更にSDR人気が高まれば良いなあと思うのです。

ホーメルベーコンを燃料にした3気筒エンジンバイク


3年前のネタですから多分当時は話題になったのだと思います。
日本ではスパムやコンビーフで有名な、ホーメルの記念事業みたいな形で、「ベーコンの脂で走るバイク作ったら面白くネ?」みたいな恐らくヤンキーノリの企画だったのでしょう。

要はディーゼルエンジンありきでもって、ディーゼルってほんとどんな油でも動くんだなってことに感心するお話です。

でもまあ、かっこいいよねこの造形。

SDRのようなトラスフレームでも、ボバールックなカスタム車両が作れるんだというのはちょっとした発見です。

特徴的なアルミのエアクリーナーボックスから解き放ってやれば、SDRも色々な姿になれるのかも知れない。
ほっとけば、往年のTZ125レーサー風味にしかならないものね。


元になったのはコレ。
2010年販売開始のE.V.A. TRACK T-800CDIというオランダのデュアルパーパス。
当時の価格はUSD 20,000です。


ストリップするとイメージが湧いてきますね。

ギッシリミッチリフレームイッパイに納まったディーゼルエンジンがかっこいいです。
エンジン抱いて走る、若しくはエンジンに跨って走らせるというハーレー乗りが好む感覚はどうやら私も持っているようです。

これって直列3気筒のターボチャージドレシプロエンジンに見えるんですが、マジっすかw
凄いな。
これがアリならアルトターボ載せた単車とか作れるね。

We did it. we really made one.
The world’s first bacon-fueled motorcycle
official site

ボクサーエンジンは欲しいけどBMWじゃ嫌だという人は


ソビエト社会主義共和国連邦(現ロシア)の単車”ウラル”。

彼の国では鉄砲も自動車も単車も時計も、インダストリアルプロダクツのどれもこれもがユニーク。

ある時期で技術の進化というか変化が停止してしまっているため、好事家の好む旧い技術がいまだに現役。
だがそれがイイ。

旧東ドイツの時計ランゲ&ゾーネ然り、東欧靴然り、キューバのアメ車然り、中華人民共和国の香箱時計然り。
もうこれ以上進化も変化もイランわという物は多い。
それを求めて好事家たちはコミュニズム国家を目指す。

自分らがとてつもない宝を持ってることを君らもっと意識した方がいいよ。
主に中華人民共和国。


ウラルはBMWのコピー品。
プーチンもブラッドピットもご愛用です。

基本的にサイドカー仕様なのだけれど、soloというカーなしもラインナップされている。
というか、輸入される際にはアッセンブリー状態のバラバラ。
さながらキットカーの如き単車です。
価格は80万円程度で、BMWと比較すれば半額くらいなんでしょうか?


こんな感じでカスタムされてます。

cossack motorcycles
URALの他Dniproも紹介。


ベンベにありがちなカスタムとは相当異質なこんなのもあって、ウラルには注目ですね。

ウラルジャパン株式会社


激熱過ぎるだろ!!インドネシアのカスタムバイクはイカレてる!


先日ヤフオクに出品したRZ250R(1XG)のフロントフォーク+ステムセットはマレーシアへと旅立ちました。

取引場所は日本国内だったのですが、明らかにマレーシア人のお名前で、ちょいと興味があって尋ねてみました。

“Do you use in Malaysia?”
あってますかね?
でもまあ通じたようで「マレーシアで使いますよ」とお返事がきました。

あまり深く尋ねても気分を害するだけでしょうから聞きませんでしたが、ブローカーさんなのかも知れません。

日本国内では最新バイクには興味があっても古いバイクが好きなのは特殊な人だけという状態であるようで、ちょいと古いパーツは東南アジア各国へ渡っている例も多いようです。
ほら、このように。

私のような特殊性癖を持つ者は、今後は東南アジア諸国民と戦ってパーツを勝ち取らなければならないのかも知れません。


さて写真をよくご覧ください。
何がどうなっているか?

分かりましたか?

一見小型のV型エンジンに見えますよね。
ヘッド形状がよく分かりませんが、冷却装置がありませんから空冷なんでしょうね。
そして更に、よぉーく見るとフレームから前に飛び出したもう一つのシリンダーも確認できる筈です。

そうです、W型エンジンです。

何やら自国インドネシアのショーで賞を取ったらしいです。


こっちはどうでしょう?

もう何が何だか分かりませんが、取り敢えずシリンダーは3つ見えます。


これらのバイクはインドネシアのサイコエンジン社によって作られたものです。

激熱ですね、インドネシア。
日本でバイクをチマチマいじってる場合なんかじゃないですよ。
ここに行くためだけにインドネシア旅行考えても良いくらいです。

最後はこれ。
5気筒の星型エンジンです。

きっとパフォーマンスがどうとか全然気にしてなくて、只々やりたいからやる。
そういう覚えたての(何を?)中学生みたいなもんなんでしょう。

でも、やらないと始まらないからね。


Psycho Engine Indonesia
どれもこれもトンでもないですよ。
きっと彼らにしてみれば、自分がやってる”FHB”なんて、珍しくも何でもない、ごく普通なことでしょうね。

不人気車こそカスタムするとかっこいいという事実


Honda CX 500 Sport “Japan style”
エドターナーさんというフランスのカスタムビルダーの手になるホンダCX500カスタム。

ジャパンスタイルというのは何なのか?と思って見ていくと、フューエルタンクに鎧武者のイラストがデザインされています。

これ、猛烈にかっこいいですね。
他の誰にも似ていない孤高のデザイン。

調べてみるとCX500はボバー系カスタムのベースとして世界中の様々なビルダーに使われているようで、単車のカスタムビルダーにとっては「人気車」とも言えるのでしょうが、エドさんが選んだのは同じCX500でもユーロの方。
ちょっとした拘りでしょうか?
CX500ターボでないことも?


写真のカタログはCX400ユーロ。

自分はコムスターホイールが凄く嫌いなんですが、こうなるとコムスター以外は考えられない気になってしまいます。

しかしまあ、CXですよ。
全体的な印象に引き摺られて、カスタムしようなんて気にならない。
それどころかこの単車に跨ろう、この単車を我が物にしようなんて気にはとてもなりません。

本質的な造形を見抜く力。
それが無ければこんなカスタムはできませんね。
そもそもにモトグッツィのV型エンジンがあったからこそ、廉価に入手できるCXが目に入ったということなんでしょうか?

でも、数あるグッツィカスタムよりも、ずーっとカッチョ良いです。
シリンダーが外側に捻られている感じがとてつもなく良い。
ホンダのエンジン造形担当者の能力は凄く高いですね。

やっぱりCXで正解なんでしょう。

不人気車にも美しい造形は隠れている。
不遇なデザイナーのプロダクトに陽の目を当てたいもんです。


Ed Turner motorcycles
他にも色々あるから見たら良いさ。