2TV ヘッドライトステー


部品番号/2TV-23174-00
部品名称/ステー,ヘツドライト
販売価格/販売終了
製造元/不明

前回は亜鉛メッキのことを書きましたが、これを書かないとSDRのメッキフレーム2に話を進められないんで続きを書きますね。
今回はヘッドライトステーの話です。

SDR200のヘッドライトステーはスチール製の丸棒と鋼板を曲げて溶接して組み上げています。
そしてそれにクロームメッキを掛けた非常にSDRらしい部品です。

SRX250のものと非常に良く似ていて、というよりもフラッシャー(ターンシグナル・ウインカー)を取り付けるブラケット部分以外は同一ですので、もしSDRのフラッシャーを社外品などに換えたい場合にはSRX250のライトステーを使った方が何かと楽です。




写真部分もよく錆びてる箇所です。このステーはもう奇跡の1本です。

しかしこのライトステーが又、よく錆びて泣かされます。
私も20本ほども入手して、錆びてなかったのは1本だけ。
錆びてないのがあったら、それはもう奇跡の1本てことです。

何故こんなことになってしまうのか?
まずはクロームメッキについておさらいをして参りましょう。

クロームメッキと言うのは機能メッキであり装飾メッキです。
フロントフォークのインナーチューブに掛けられたクロームメッキは機能メッキ。
硬い皮膜が必要故に為されたメッキです。

機能メッキ故に、クロームメッキのスタンダードな掛け方をされていて
1 銅メッキを掛ける
2 ニッケルメッキを掛ける
3 クロームメッキを掛ける(2度掛けのダブルメッキが最上)
となっています。


それでは装飾メッキとしてのクロームメッキはと言うと。
1工程の銅メッキは省略です。
これはまだ良い方。
2のニッケルメッキも省略。
もう完全に見た目だけのメッキです。

クロームメッキって錆に強い印象がありますけど、そんなことありません。
電気メッキ故、通電の際のごくごく小さな穴が開きますから、そこから錆びます。
インナーチューブに点錆が発生するのはその為です。
手入れには昔も今も油分補給が必須です。


SDRのヘッドライトステーはどんなメッキでしょうか?

磨き込んでいっても黄色いメッキ地が出てきませんから、恐らくはクロームメッキの1度掛け。
単なる装飾メッキと言えます。

黄色いメッキ地と言いましたが、ニッケルメッキは黄色いのです。
新品の500円玉は黄色いでしょ?
あの色です。

以前、どこかのブログで読んだ記憶があるのですが、SDRフレームの錆を落として磨き込んでいくと黄色いメッキが出てくる。
その方は、その黄色いのがスズメッキと誤解されていました。

SDRフレームのメッキについては別稿に譲りますので、ここでは説明しませんが、違いますということです。


付き回りの悪い、手間の掛かる、面倒くさい、よって料金もお高いというメッキがクロームメッキですから、本来は容易に手を出してはいけないものなんだと思いますが、やってしまった。
これがヤマハの第一の失敗。

次の失敗が鋼板部です。

シートレールを見ると分かるんですけど、錆の発生する部位って限られているんですね。
まずは溶接部。
凄く錆びやすい。
次は丸パイプのシートレール本体。
一見荒れなく綺麗に見えても、塗装を剥ぐと一面綺麗に錆びてます。
位置的に水は掛かるわ泥は貯まるわ乾燥しにくいわで、これって設計ミスなんじゃないの?て部分です。

そして最も錆びにくいのが鋼板部です。

この鋼板は亜鉛メッキ鋼板です。
だから錆びにくい。
塗装なら良いのです。
しかしライトステーはクロームメッキ。

前回亜鉛メッキで説明した通り鉄より卑故に先に錆びて鉄部を守るのが亜鉛メッキですから、クロームメッキを通過して亜鉛メッキを錆びさせてしまったらどうなるか?

酸化被膜となった亜鉛メッキがクロームメッキ皮膜を破壊してしまう。
破壊されたクロームメッキは亜鉛メッキのような自己修復機能を持っていませんから剥がれるだけ。

もし、ニッケルメッキが間にあればもう少し違ったかも知れません。
亜鉛メッキやニッケルメッキが良く使われるのは、付き回りが良く、手間が掛からず、機能的で、結果安いから。

写真にある良品ステーであっても、プレート部分のメッキは掛かりが悪く艶が少ない状態。
複雑に入り組んだ部分なので付き回りの悪さを露呈しています。
ヤマハ第一の失敗がここで出ていて、要は品質管理がかなりずさんと言えちゃう訳です。

上写真/ステー部分にメッキの黒ずみがあります。錆でも汚れでもないようです。

参) ・亜鉛メッキ ・2TV フレーム ・2TV リヤアーム

で、どうする?
て話ですけど、まずはメッキ屋さんで剥離をお願いして亜鉛メッキまで綺麗さっぱりと落としてしまいます。

ここで一旦引き取り。
鏡面まで磨き上げたら又メッキ屋さんに持ち込んで銅メッキ、ニッケルメッキ、クロームメッキと掛けてもらう。

鏡面まで磨くのはとても大切なことです。

塗装なら足付けの為に敢えて荒らしたりしますけど、メッキですからそんなことはしない方が良い。
下地がそのままメッキの仕上がりに影響しますし、鉄であっても磨き込んでいると錆びにくくなりますね。

予算が無ければニッケルメッキ仕上げにしても良いかもね。

RZ250R最終モデル(3HM)フロントホイール

部品番号/3HM-25168-00-8L
部品名称/キヤストホイール,フロント
販売価格/販売終了
カラー/ネビュラゴールド

一時SDRフロントフォークがヤフオク上で高くてしょうがなかった時、高いなら要らん、俺は安い物を探すぞと早々に戦線離脱し、流用に走った訳ですがTZR125の33Φも安くなくて、だったらとノーマル準拠は捨て去ってとっとと強化方向へと歩を進めることとなる。

しかしながら自分の技量や使い道を考えた時、倒立サスなぞ無用の長物ですから、手頃なものを35Φ正立と設定。

そこで、良く売れた、つまり中古パーツが潤沢にある車種ならば市場価格は当然安めになる筈なので、TZR250(1KT)やFZR250(2KR)に目を付けた訳ですが、狙い通りまさしく安かった。


その安いフロントフォークを選んだ場合、ホイールは何を選ぶかということになるのだけれど、2KRのものは100円から入手できることが分かり早速入手。- 2TV フロントホイール

ほどなく、RZ250R最終型3HMのフロントホイールも入手。



今回の出品物です。汚れたままでごめんなさい。(クリックで拡大)

SDR200(2TV)と共通の17×2.15サイズで3本スポークのヤマービック。

※google検索すると親切に”ヤマヴィック”ではありませんか?と訂正されますが、ヤマハ+マーヴィックですからヤマーヴィック(ヤマービック)で正解です。
もしヤマヴィックが正解なら、ヤマハ+マヴィックと言うことになってしまいます。
マヴィックはフランスのチャリンコホイール屋さんなので、、、うん、まあ、そういうことです。

前後ホイールが揃わないのは、いざその時にブラとショーツが揃ってない以上に恥ずかしいのでヤマービックは絶対です。
そしてこのWディスク用ホイールは83mm取付ピッチキャリパーを使用する際には必須。

しかし勢い余って2つも入手してしまいましたが、いやいや2つは要らんでしょ?

ということで今回ヤフオク出品に至った訳ですが、ここに情報を纏めることとします。


使用されるブレーキローターは以下。
部品番号/2TK-25830-00
部品名称/デイスクブレーキアセンブリ
販売価格/販売終了


2TK(87FZR400R)
今見てもやっぱりかっこいいなコレ。

Boats.netで検索すると、1990年式FZR400と共通。
今度はヤマハ部品検索するとFZR400RR(3TJ)のブレーキローターは3HE-2581T-00。
この場合は駄目元で入手でしょうね。
※3HE/90FZR600

ダブルなので、恐らく厚みは4mmで使用限度3.5mmのディスクローターだと思うのですが、キャリパーはヤマンボなんですね。
俺の理論が崩れそうで怖いw
2TV ブレーキチューン2TV ブレーキチューン2

RZ250R(3HM)やFZR250(2KR)のフォークピッチは同じなので、どちらかの三つ又(ステアリングステム)を使用。
お好みでどうぞ。

合わせるフロントフォークは
シングルディスク用なら2KRでキャリパー取付ピッチは100mm。
選べるキャリパーは、TZR250(1KT)の同径4pot、SRX400の異径4pot、XJRのブレンボ、住友モノブロックなど。

ダブルディスク用では3HMで83mm。
こっちは250ccクラスのWディスク用キャリパーが大体そうだと思います。
※3HM以外のRZ-Rフォークでも可能ですがアクスルシャフトなどに少し工夫が必要です。
RZ250R(29L 1XG)フロントフォーク ステムセット

SDRのフロントフォークをちょっとだけ高剛性(33Φ->35Φ)にできて、タイヤサイズは変更しないので軽快感は損なわれず、制動力がアップできるという素敵(かな?)な流用部品です。


このホイール、RZ-Rに使用するのも勿論良いですし、TZR125やSRX250にも良いですね。
TZR250(1KT)のWディスク化というのも良いかも知れません。

太足ダッサ! という方には使い勝手の良いホイールです。

ところで、ヤマハのスケベイスカラーのゴールドはネビュラゴールドと言うんですね。

つかスペクトルマンのゴールドか。
遊んでるなあw

RZ250R(29L 1XG)フロントフォーク ステムセット

SDRにRZ-Rの血を入れようと思った。
何がいいか?

ブレーキキャリパーは微妙に違うけどほぼ同じ。
取付ピッチは83mm – 2TV ブレーキパッド
やりましょう。

フロントフォークはどうか?
SDRのインナーチューブ径は33mm、RZ-Rでは35mm。
VARIABLE DAMPERとステッカーが貼られて黒く塗装されたアウターチューブを持つやつです。

3本スポークのヤマービックを使いたいのでフォークピッチを考慮して三つ又はFZR250(2KR)。

それに組み合わせるホイールの方はRZ-R最終型の3HM。
せっかくスリムな車体を持つSDRですから、タイヤサイズは太くしたくない。- 2TV フロントホイール - 3HMフロントホイール

これでWディスクになります。


1XGのフロントフォークはキャッスルナットでフロントアクスルを固定するタイプなのでアクスルシャフトをどこかで調達しなくちゃならない。
12mm x 230mmでKSRが行けそうです。

と色々考えてみたのですが、結局FZR250(2KR)の35mmを使うことにしたので、こっちは要らなくなりました。
RZの血は、又別に考えるとしましょう。

そう言う訳でヤフオク出品です。
以下詳細
SOLDOUT


ごくごく普通な1XGフロントフォークと1XG三つ又のセットです。
摺動部の点錆は僅か。
ブラケット固定部の点錆は多いです。
クラウン(トップブリッジ)の塗装は大まかに剥離しています。

詳細は写真からご判断ください。


埃かぶってる


ブラケット部の錆は多い
でも摺動に無関係な場所ですから、ハンダで埋めてやれば目立ちませんよ。


摺動部の錆は少ない


埃かぶってる

3,000円スタート

2TV フロントフォーク

PIANTK 台湾ヤマハ純正ダストシール

先日の楽天スーパーセールで購入した、マジェスティS/SMAX用ダストカバー。
1セットで702円(税込)と、ヤマハの定価より100円ほど節約できました。(SDR指定部番と比較すれば約半額)

2セット分だと200円浮いた算盤で、FHBのパーツでは、何と2つも買えてしまう計算になります。
ありがたいことです。 – 2TV フロントフォークOH(準備)

部品番号/4P9-F3191-00
部品名称/シ-ル,ダスト
販売価格/400円(税込)
製造元/PIANTK

品質に関しては知る由もない。
台湾ヤマハとはいえ、純正品ですから純正品としての品質は期待します。


パーセルサイズ/290 x 237mm(t35mm)
千葉からペンギン村まで佐川60サイズ送料/756円
アイネットの指定送料額/700円(恐らく佐川との契約単価)

サイズ的には、エクスパックライトなら350円なので倍。
定形外郵便なら250g以内250円なので3倍近い。

ネットショップをやる方は、取扱い商品を顧みて、軽量で小さなものを送るための工夫をすべきだと思います。
だって顧客満足は売り上げに直結しますもの。
ヤマトも値上げするらしいし、ネットショッピングの送料への注目度は高まりますからね。


PIA NTK全興油封-日興行
アイネットSHOP

2TV フロントフォークOH(オペ)

患者を前にして最初に考えることは

1 オイルシール温存術
2 オイルシール全摘術

どちらを選ぶか?

シールがイカレてて、オイル漏れが発生していたなら、これはもう躊躇なく一般的なフロントフォーク分解方法を採用。
更にインナーチューブの錆も多ければ、シールにダメージを与えている可能性が非常に高いので、これはもう確実。

外見上オイルシールの再使用を検討できるなら、ヤマハサービスマニュアル指定方法を選びます。(フォークを押し縮めることでフォークオイルの圧を上げてオイルシールを抜き取る方法。)


通常のオペ方法なら道具も要らないのでハードルが低く、ヤマハ指定方法ならプレス機(もしくは類似のツール/パンタグラフジャッキなどを利用してホームメイドツールを作る)が必要。

にえガレさんでは、足場用短管とクランプで作っています。
SRX250のフロントフォークを、簡易プレス機(?)で分解
長野二輪さんでは落雪防止用金具を使用。
R1-Z(その38・・・フロントフォークオーバーホール)

要はフロントフォーク上下を固定して、パンタグラフジャッキで縮める簡便な機構を作るということですね。

ならば、オイルシールの抵抗を無くしてやれば、ジャッキに頼らなくても良いかも知れない。
ラスペネならどうなんでしょう?
NBR(ニトリルゴム)を攻撃するでしょうか?
変形損失摩擦(ヒステリシスロス)を低減させるために、冷やしてオイル潤滑させてやればするっと外れそう。

他には、エアを吹き込むのはどうでしょう?(ハンドルからグリップを抜き取る際の方法ですね。)
道具を用意したくないために色々考えています。


パーツ点数は多くないし、特殊な工具は基本的に必要ないし、大きなスペースも必要ないので作業難易度は低い筈。
楽に作業するためには以下に留意。

車体(トリプルツリー)に取り付けられた状態でトップカバーは緩めておく。

要は取り外した後であっても、フォークを保持しやすくするものがあれば良いだけなので、予備の三つ又がゴロゴロしている環境では考慮の必要なし。
取り外した方が作業性は良いのではないでしょうか?

次はプラグの供回り。

内臓を摘出しないでボルトを回せば、スプリングにテンションが掛かっているので基本的には供回りは回避できる。
ネジロックも塗布されているボルトなので、ラスペネを吹きかけておいて一気にエイっと緩めてしまいます。
それでも回ってしまったら、回り止めを使用しなければならない。

ワコーズ ラスペネL 420ml 1,279円(税込)


ヘキサゴンボルトの締付トルクは3.0kg・m 要ネジロック
ホンダの締付トルクは1.5~2.0kg・mというのを見たことがありますので、かなり強く締めることになるようです。

ねじロックは規格で強度が色分けされています。
分解してみるとヤマハ(に限りませんけど)では青いねじロックの痕跡が見られます。
※低強度(紫)、中強度(青)、高強度(赤)
赤を使うと工具での取り外しは困難なようですから除外。

ヘンケル/ロックタイト クイックテープ 中強度 6.6m/249-6 2,263円(税込)
ロックタイト スレッドロッキング スティック 中強度 248 1,836円(税込)
デイトナ Permatex ネジゆるみ止め剤(ジェル状) 中強度 10ml 1,728円(税込)
Permatex ネジロック(液状)チューブタイプ 中強度 970円(税込)
ロックタイト ねじゆるみ止め剤 中強度 243 10ml 590円(税込)

色々ありますね。
価格は、液体<ジェル<スティック<テープの順になります。
プロじゃないし、そんなに使わない訳ですから、ただのロックタイト液状が安くて良い感じですね。
でも使い勝手はジェルが良さそう。

最後にオイルシールの養生。

ビニールやサランラップなどをインナーチューブに噛ませて、シールを打ち込む際に傷が付くことを防ぐ。
シールに傷が付いてしまえば、交換の意味は全くなくなってしまうので、ここ重要。
インナーチューブ自体にもフォークオイルを塗っておくのも忘れずに。


フロントフォークスプリング自由長373.5mm(使用限度368.0mm)

オイルシール打込み特工
通常の素人は適当な塩ビパイプを使用します。
バイク屋さんじゃなきゃ要らないでしょう。

今の所、百均のコロコロ(詰め替え用)が一番良さそう。
もう少し細いの探し続けます。

ヤマハ純正 Fフオークシール Dウエイト(MC) 90890-01367
ヤマハ純正 Fフオークシール Dウエイト(MC) 90890-01368

ヤマハ スペシャルツールリスト(PDF)

ここが一覧で見られて分かりやすいです。
フロント周りの分解とフォークオイル交換 – 原付・ライド


2TV フロントフォーク
2TV フロントフォークOH(準備)

2TV フロントフォークOH(準備)

まずは消耗品を1円でも安く調達するところから始めます。

SRX250フロントフォークオイルシールを探してみると、2UJ-23145-00という部番が出てきます。
これは何かと調べてみると、2007・2008年のビラーゴXV250の海外モデルが2UJ。

ヤマハパーツ検索では、3DM(内部パーツは51Yと共通です)までの国内販売ビラーゴしか出てこないのだけれど、部番統合されていないだけで同じ物であることは間違いなさそう。
マジェスティ250(4D9)とも共通部品です。

よって、フロントフォーク内臓は、51Y、3DM、2UJ、4D9と共通です。(マジェスティのテーパースピンドル、スライドメタルなどを除く)
純正シール類の製造元は恐らくARS/株式会社荒井製作所

ならばコレ、1個350円で純正691円のほぼ半額。
NTB FOY-01 フロントフォークオイルシール FOY-01 1個
パーツダイレクト楽天市場店

NTB(株式会社丸中洋行)製なら文句無い。

参考) パーツリスト指定/51Y-23145-00 ヤマハ純正 オイルシール


ダストカバーが痛んでいるなら綺麗にしたいが、セットで1,300円を超える。交換必須パーツではないので懐に余裕があれば、とする。

社外品は見つからなかったが、2UJ用が660円で品番51Yの691円より安い。
ヤマハ純正 シール ダスト 2UJ-23144-00 1個【あす楽対応】

ヤマハ純正 シール ダスト 51Y-23144-00


台湾ヤマハシグナスX125なら社外品レベルの価格で値頃。
(部番4P9-F3191-00) – 多分変わらない。問題ない、筈。
ヤマハ純正 マジェスティS/SMAX シールダスト(1個) 351円(税込)
注)普段も安いんでしょ?と思うけど、一応2017年3/4~3/9の楽天セール限定
ヤフオクで検索してみたら当たり前のように1個500円で落札されていた所を見ると、かなり安いらしい。すいません、俺の分4個残しておいてください。


見えない所で金属が錆びているのは許せない性質なので、スナップリングを交換。


ヤマハ純正 リング スナップ 22W-23153-L0
材質はピアノ線か硬鋼線(ピアノ線の方が品質管理厳しいらしいです)。

関係ないですけど、花王アタックも30周年。
SDR200とタメなんですね。
そして裕次郎は没後30年。

さて続けます。
以下は、恐らくは交換の必要がないパーツ。
バラした後に決定。

2TV フロントフォークにパーツダイアグラムを用意していますので、付け合せて確認できます。


ヤマハ純正 メタル スライド1 51Y-23125-00
銅製の板材にテフロンなど自己潤滑性のコーティング(無電解ニッケルメッキ被膜に樹脂微粒子を整列させたもの – あってるかしらこの表現?)して巻いたもの。
汎用部品は見当たりませんでした。

ヤマハ純正 スピンドル テーパ 5A8-23173-00
オイルロックピース(ヤマハ呼称ではテーパースピンドル)
外径22mm アルミ製

ヤマハ純正 ボルト ヘキサゴンソケツトヘツド 278-23181-50

ヤマハ純正 ガスケット 509-23158-L0
上のソケットヘッドヘキサゴンボルトと対になる銅ワッシャ。
フロントフォークシリンダーがフロントフォークアウターの中に真っ直ぐ固定されること。何よりも大切なことなので、この銅ワッシャも意外と重要なパーツなのだろうと思います。座屈したりしないよう変形には気を付けます。

ヤマハ純正 シリンダコンプリート,フロントフオーク 51Y-23170-00 販売終了
フロントフォークシートパイプ(ヤマハ呼称フォークシリンダー)トップアウトスプリング(リバウンドスプリング)とセット。確認は取れていないけど、多分スプリング単品でも出ない。

このスプリング、一般的にはフォークが伸びきった時の緩衝目的に組み込まれているものですが、メインスプリングの交換などを伴うサスセッティングの際、積極的に利用することができる。
現状、俺如きが安易に手を出せるようなもんじゃない気がするので、基本的に触らない。何かあっても見なかったことにする。


ヤマハ純正 シート,スプリングアツパ 583-23142-00 販売終了

薄い鍔付カラーになっているが、同じくスペーサ組込みタイプであるビラーゴなどでは単純な平ワッシャが使用されているので、それでも足りるのかな?と思う。
何故か、スペーサ無しのSRX250も鍔付


ヤマハ純正 スペーサ 5N8-23118-00 551円(税込)
SRX250(51Y、3TY)には組み込まれていないパーツです。
YZ80N スペーサ 58T-23118-L0の流用も面白いかも。

自由長の長いスプリング見つければ(古い車両だとRD400なんかも33Φインナチューブだった筈なので、多分長くて組込みも可能でしょう)、スペーサーが不要になりそうな気はします。
長過ぎると捻じれがネガティブな影響与えるのかも知れない。(自分で変化を追えないようなド下手は何も考えてはいけない部分ですね、やっぱり。)
後はマジェスティあたりのスペーサー組み合わせてみるとか、鉄管切るだけで作れそう。

材質と径と厚みと全長が必要ですね。
いずれ追記します。


ヤマハ純正 ガスケット 3J2-23114-00
恐らくARS/荒井製作所製でNBR(ニトリルゴム)と思われます。

ヤマハ純正 ボルトキヤツプ 51Y-23111-10 販売終了
ヤマハ純正 ボルトキャップ 2JN-23111-00
多分これが使えます。TW200、ビラーゴ用キャプボルト

Fフォークヤマハ規定オイル量/255cc(標準10G)

フォークオイルは何故かスズキが安い。(1Lで1,180円~1,280円)
KYB製なので相性に不安は無い。
一旦溢れさせるので1リットルで3セット交換可能。
スズキ フロントフォークオイル カヤバ10G/1L (99000-99044-10G)
スズキ フロントフォークオイル カヤバ15G/1L (99000-99044-15G)
スズキ フロントフォークオイル カヤバ20G/1L (99000-99044-20G)

混ぜてオイル粘度を調整すると、お手軽にチューナー気分が味わえますw
4セット交換するにはちょっと足りないので、その時は4stエンジンオイルやATFを混ぜることも可能。
SEA/5Wが5G、10Wが10G、15Wで15G。

フロントフォークオイル粘度表
こういうのまとめる人は偉い!尊敬します。けど、判断しにくいわあ。

1本分だけならカワサキが安い350ml
カワサキ フロントフォークオイル 2F j440910022

2TV フロントフォーク


部品番号/51Y-23102-10
部品名称/フロントフオークアセンブリ(レフト)
販売価格/販売終了
製造元/KYB株式会社(旧カヤバ工業株式会社)
部品番号/51Y-23103-10
部品名称/フロントフオークアセンブリ(ライト)
販売価格/販売終了
製造元/KYB株式会社(旧カヤバ工業株式会社)

SRX250前期16インチ車(51Y)、後期17インチ車(3TY)共通で、インナーチューブ径33mm。
TZR125のフロントフォークはRZ125由来のもので別物です。

特徴はとにかく軽いこと。

FZR250(2KR)フロントフォーク(インナーチューブ径35mm)を同じ感覚で持とうとすると、あまりの重量差で落としそうになる。
SDR.com(SDRの主要?部品の重量)によると、フロントフォーク1本で2.4kgです。

SDR200の美点の一つが「軽いこと」。
とにかく軽いことが第一にあって、それがための剛性不足などはパワー感演出の為の一要素であるのだろうと思えます。

だからフルノーマルが絶対的に正しくて、プアな脚周りをも楽しむのがSDR200という乱暴な単車であるというのが私の考えです。

とは言え、メーカーの設定したままで乗るのが全てにおいて正しいと言う訳ではなくて、体重の重いライダーにはそれなりの対処を考えなくてはなりません。

その一方法が、SRX250のインナースプリングの流用です。

SRX250のインナースプリング長はSDRより長く、バネレートが高く設定されているらしい。
ライダーの体重対策として考えれば、フロント荷重と同時にリヤ荷重も考えなくてはなりませんから、実質的にはコーナーへの突っ込みでより踏ん張れる脚作りといった目的にはなるのでしょう。

跳ね返すような硬い脚ではなく、追随性に優れ、よく動く粘り強いセッティングが良いセッティングであると言われますが、これについては、私のようなド下手では検証する術はありません。


さて、これをパーツ上確認してみましょう。


※赤文字はビラーゴ250(3DM)共通パーツです。

違いはインナースプリングスペーサーのみ。(5N8/XJ650 Maxim)
スペーサーでプリロードを掛けている訳で、違いはここだけ。

SRX250フロントフォークが強化品というのは、ガセらしいw
組み込み状態で縮められているSDRインナースプリングと解放されているSRX250では、解体して実測比較すると自由長に違いが見られた、ということが伝説の始まりかと思われます。

実際には、強化というよりは、よく動くフロントフォークになるのではないでしょうか?

3DM前期のスペーサは58T-23118-L0で寸法が違っているので、これを交換するというセッティング方法もありそうです。(58T/1985年 YZ80N)
手元の3TYフロントフォークOH時には、こっちを使ってみようかと思います。

フロントフォークトッブカバー
51Y-23111-10/ボルトキヤツプ(販売終了)
代替品としては、TW200、ビラーゴ250用が使える、かな?


2JN-23111-00 ヤマハ純正 ボルトキャップ

説明の必要もない当然のことですが、インナーチューブは3層メッキ。

メッキを乗せ易くするための下地メッキとして銅メッキ、そしてその上に塗装のサフェーサーに当たる役割としてニッケルメッキ(銅の赤色を隠蔽します)、最後に塗装の上塗りに当たるクロームメッキと3層に重ね掛けされています。

クロームメッキは厚みのコントロールが難しいようで研磨が必要になるので2度掛けされている、らしい。


インナーチューブのクロームメッキが、機能メッキとしてハードな環境に晒される点から考えて、SDR200のフレームがチョイスしたスズコバメッキ(参照/2TV メッキトラスフレーム 12TV メッキトラスフレーム 22TV リヤアーム)は、主にコスト計算によるものであると結論付けました。

インナーチューブはまだ出ます。
51Y-23110-00-93 ヤマハ純正 インナーチューブ コンプリート

部品番号/51Y-23110-00-93
部品名称/インナチユーブコンプリート 1
販売価格/12,096(税込)

株式会社ヒロチー商事 楽天市場店

純正パーツ(の品質)に拘らないならば、中華製のリプレイス品という手もあります。純正1本分で2本セットが買える価格になっています。(ヤフオク調べ)
TNKフォークインナーチューブセットはイタリア製。TZR125で23,000円なので1万円弱安いみたい。(ウェビック 楽天市場店)
TZR125(3TY)インナーチューブは1GU-23110-00で15,336円(税込)。まだ出ます。(1GUはRZ125ですね。)

SDR200/SRX250の方がTZR125/RZ125より安く、リビルドする前提ならSDR200/SRX250の物を選んだ方がお得なようです。


参考>
ちょいと気ままに遺跡探訪(たまに2輪レストア)&雑記 – フォークの中身、どっちを使う?(その1)
同じ33Φインナーチューブ径のTZR125(3TY)とSRX250(51Y)を比較検証しています。
こういう実利的な検証する人って素晴らしい。

SRX250スプリングが強化さすたり得るという見解について、プラプラの人が書いてます。
ちょっと重たい人の為のSDRサスについて詳しく書かれたブログ

ヤフオク落札額は5,000円~かな。
高騰すれば更に10,000円プラス。

2TV フロントフェンダー

部品番号/51Y-21510-00-LG
部品名称/フロントフエンダコンプリート
販売価格/販売終了
製造元/不明

型番からSRX250(51Y)と共通であることが分かります。
51Yは16インチホイールですが変わらないということですね。


左SDR200(2TV)、右RZ125(1GV)
RZ125、TZR125もフェンダ形状自体はSDR200と同じですが、丸頭アルミリベット留めされたブラケットの形状は微妙に異なり、アルミの板厚も薄くなっています。

ブラケットは一般的なアルミサッシに見られる仕上げがされていて、アルマイト+電着アニオンクリア塗装。
フェンダ素材はABSですが、各車種で配合は異なるようで、RZ125の物は硬く薄く軽量です。
ブタジエンゴムが少ないのかな?と。
少し調べてみました。

ABSのようでABSじゃない
・ASA樹脂(AAS樹脂)
・ACS樹脂
・AES樹脂
なのかも知れません。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ABS%E6%A8%B9%E8%84%82

よって重さは
SDR200 = SRX250 > TZR125 >RZ125
の順になります。

ヤフオクでの落札額は100円~。
金額の割に大柄なので送料はきついです。
spongebobさんは割と割安な送料設定になっていて、同梱手数料という不明な経費が不要ですから、手頃な埋め草と一緒に落札するのが良さそうです。

2TV トップブリッジ

部品番号/2TV-23435-00
部品名称/クラウン,ハンドル
販売価格/販売終了
製造元/株式会社津島ダイキャスト(現株式会社ファインキャテック)?

SRX250(3WP)と共通。
形状の異なる、SRX250(51Y)、TZR125(2RM/3TY)、RZ125(1GV)トップブリッジでも機能は果たします。
但し、メインキーの取り付け位置が変わりますので、ハンドルロックは掛けられません。

ヤフオクでは時価。
300円あたりが最安だと思います。(最高だと5,000円あたりは見た気がします。)

ステムナットは部品番号90105-14102でTZR125、SRX250と共通。
部品名称/ボルト,ワツシヤベースドヘツド
販売価格/572円(税込)/2017年1月27日現在
ヤフオクでは通常ステムに付属する形で出品されているようです。
但し、まず間違いなくメッキ剥げて錆びている筈なので、再メッキのコストや手間が掛かります。


【メーカー在庫あり】 90105-14102 ヤマハ純正 ボルト ワッシャーベースドヘッド

塗装
電着ではなくクリアをガン吹きしていますが、プライマはどうしてるんでしょう?
硬化条件は焼き付けと思われますが塗料は何でしょう?
未検証です。

ヤフオク落札額は最近安め。
3,000円あたりを中心にして、最安200円あたりか?

2TV ステアリングステム

部品番号/2JK-23340-00
部品名称/アンダブラケツトコンプリート
販売価格/販売終了
製造元/不明

RZ125(1GV) 1GM-23340-00販売終了
TZR125(3TY/2RM) 1GM-23340-00販売終了
SRX250(52E/51Y/3WP) 51Y-23340-10販売終了

アンダーブラケットの塗装色違いだけではないのだろうか?
2JKはタイヤマハのVR150という車両の型式名称なので部品番号統合しただけだとは思います。

VR150(2JK)というのはTZR150(3RR)という車両のカウルをミニカウルに変えたものですが、こんなのもあるんですね。
Yamaha TZR150 Direct Injection Mock Up

ヤフオクで100円~。