グーグルの広告は、投稿内容に相応しいものが自動で選ばれるようになっている。
ということは、あーそうですか。
常識的にはソーなんですね、やっぱり。
Fuckin! Hyakkin! Bike!
△殆ど100円。(0円含む)
これがあったから、このFHBを始めることにした。
最初は単に125のSDRを作ろうとしていたのだけれど、フレームが100円で手に入ったとなるとこれは100円に拘っていくしかない。
100円(税込108円)で手に入る部品を中心に、とにかく金を掛けずに1台仕上げる。
手間とコストの関係なんか完全無視。
時間の無駄なんて考えもしない。
Time is Moneyって何? 美味しいの?
これが、Fuckin Hyakkin Bikeです。
本気で100円パーツで1台組めるのか?
はい、エンジンばかりは如何ともしがたいです。
バラしたパーツ単位でも100円はかなりきつい。
予算は上限5,000円。
そんな訳でエンジンに関しては、100円に拘るより、有り得ない方法論を探って行って、結果やっぱ駄目だったわって感じで金に頼る。
恐らくそんな流れになるでしょう。
※選択パーツ例/125クランク
先日TW200エンジンが500円くらいで落ちたところを見た時は、4st化を考えたりもしましたが、(と言うかTW、えらい安いね、需要無いね。)それじゃ面白くない。
今のところ、TZR125RRのクランクケース(1,000円)ベース予定。
余裕の4桁超え。
凄く、、、痛いです。
修理代や加工賃の方が高くとも良いのです。
他人様が、こんなもんイラネ、と見捨てたものを寄せ集めて1台組み上げるというのは何とも楽しい。
戦後の物不足の中、逞しく生きる日本国民の感じ。
今なら、タイ、ベトナム、インドネシアなどの新興国の感じです。
สวัสดีทุกคนของประเทศเกิดใหม่
Xin chào, tất cả mọi người của các nước mới nổi.
Halo, semua orang dari negara-negara berkembang.
楽しいはプライスレス。
車体後部は、ほぼ100円で行けます。
フロントセクションは交換が容易なこともあってか中々安く手に入らない。
どうせメッキの掛け直しやらするんで、本当のボロで良いのですが、本当のボロなのに値が付いたりする。
でも本当の問題は、できるからやろうとしている訳じゃなくて、面白そうだからやろうとしているってこと。
簡単に考えてる訳じゃないんですが、一人で全部こなせるような人ですら考え付かないような馬鹿げたことをやりたいと思い付いてしまったんだから、やるしかないんだよね。
何ともかんとも。
しかしつくづく俺は、百均さえあれば生きていける男だな。
2TV フロントフォークOH(オペ)
患者を前にして最初に考えることは
1 オイルシール温存術
2 オイルシール全摘術
どちらを選ぶか?
シールがイカレてて、オイル漏れが発生していたなら、これはもう躊躇なく一般的なフロントフォーク分解方法を採用。
更にインナーチューブの錆も多ければ、シールにダメージを与えている可能性が非常に高いので、これはもう確実。
外見上オイルシールの再使用を検討できるなら、ヤマハサービスマニュアル指定方法を選びます。(フォークを押し縮めることでフォークオイルの圧を上げてオイルシールを抜き取る方法。)
通常のオペ方法なら道具も要らないのでハードルが低く、ヤマハ指定方法ならプレス機(もしくは類似のツール/パンタグラフジャッキなどを利用してホームメイドツールを作る)が必要。
にえガレさんでは、足場用短管とクランプで作っています。 – SRX250のフロントフォークを、簡易プレス機(?)で分解 長野二輪さんでは落雪防止用金具を使用。 – R1-Z(その38・・・フロントフォークオーバーホール) |
要はフロントフォーク上下を固定して、パンタグラフジャッキで縮める簡便な機構を作るということですね。
ならば、オイルシールの抵抗を無くしてやれば、ジャッキに頼らなくても良いかも知れない。
ラスペネならどうなんでしょう?
NBR(ニトリルゴム)を攻撃するでしょうか?
変形損失摩擦(ヒステリシスロス)を低減させるために、冷やしてオイル潤滑させてやればするっと外れそう。
他には、エアを吹き込むのはどうでしょう?(ハンドルからグリップを抜き取る際の方法ですね。)
道具を用意したくないために色々考えています。
パーツ点数は多くないし、特殊な工具は基本的に必要ないし、大きなスペースも必要ないので作業難易度は低い筈。
楽に作業するためには以下に留意。
車体(トリプルツリー)に取り付けられた状態でトップカバーは緩めておく。
要は取り外した後であっても、フォークを保持しやすくするものがあれば良いだけなので、予備の三つ又がゴロゴロしている環境では考慮の必要なし。 |
次はプラグの供回り。
内臓を摘出しないでボルトを回せば、スプリングにテンションが掛かっているので基本的には供回りは回避できる。 ワコーズ ラスペネL 420ml 1,279円(税込) ヘキサゴンボルトの締付トルクは3.0kg・m 要ネジロック ねじロックは規格で強度が色分けされています。 |
最後にオイルシールの養生。
ビニールやサランラップなどをインナーチューブに噛ませて、シールを打ち込む際に傷が付くことを防ぐ。 |
フロントフォークスプリング自由長373.5mm(使用限度368.0mm) |
![]() オイルシール打込み特工 通常の素人は適当な塩ビパイプを使用します。 バイク屋さんじゃなきゃ要らないでしょう。 今の所、百均のコロコロ(詰め替え用)が一番良さそう。 ヤマハ純正 Fフオークシール Dウエイト(MC) 90890-01367 |
ここが一覧で見られて分かりやすいです。
フロント周りの分解とフォークオイル交換 – 原付・ライド
2TV フロントフォークOH(準備)
まずは消耗品を1円でも安く調達するところから始めます。
SRX250フロントフォークオイルシールを探してみると、2UJ-23145-00という部番が出てきます。
これは何かと調べてみると、2007・2008年のビラーゴXV250の海外モデルが2UJ。
ヤマハパーツ検索では、3DM(内部パーツは51Yと共通です)までの国内販売ビラーゴしか出てこないのだけれど、部番統合されていないだけで同じ物であることは間違いなさそう。
マジェスティ250(4D9)とも共通部品です。
よって、フロントフォーク内臓は、51Y、3DM、2UJ、4D9と共通です。(マジェスティのテーパースピンドル、スライドメタルなどを除く)
純正シール類の製造元は恐らくARS/株式会社荒井製作所
![]() NTB FOY-01 フロントフォークオイルシール FOY-01 1個 パーツダイレクト楽天市場店 NTB(株式会社丸中洋行)製なら文句無い。 |
参考) パーツリスト指定/51Y-23145-00 ヤマハ純正 オイルシール
ダストカバーが痛んでいるなら綺麗にしたいが、セットで1,300円を超える。交換必須パーツではないので懐に余裕があれば、とする。
![]() ヤマハ純正 シール ダスト 2UJ-23144-00 1個【あす楽対応】 ヤマハ純正 シール ダスト 51Y-23144-00 台湾ヤマハシグナスX125なら社外品レベルの価格で値頃。 |
見えない所で金属が錆びているのは許せない性質なので、スナップリングを交換。
![]() ヤマハ純正 リング スナップ 22W-23153-L0 材質はピアノ線か硬鋼線(ピアノ線の方が品質管理厳しいらしいです)。 |
関係ないですけど、花王アタックも30周年。
SDR200とタメなんですね。
そして裕次郎は没後30年。
さて続けます。
以下は、恐らくは交換の必要がないパーツ。
バラした後に決定。
2TV フロントフォークにパーツダイアグラムを用意していますので、付け合せて確認できます。
![]() ヤマハ純正 メタル スライド1 51Y-23125-00 銅製の板材にテフロンなど自己潤滑性のコーティング(無電解ニッケルメッキ被膜に樹脂微粒子を整列させたもの – あってるかしらこの表現?)して巻いたもの。 汎用部品は見当たりませんでした。 |
![]() ヤマハ純正 スピンドル テーパ 5A8-23173-00 オイルロックピース(ヤマハ呼称ではテーパースピンドル) 外径22mm アルミ製 |
![]() ヤマハ純正 ボルト ヘキサゴンソケツトヘツド 278-23181-50 |
![]() ヤマハ純正 ガスケット 509-23158-L0 上のソケットヘッドヘキサゴンボルトと対になる銅ワッシャ。 フロントフォークシリンダーがフロントフォークアウターの中に真っ直ぐ固定されること。何よりも大切なことなので、この銅ワッシャも意外と重要なパーツなのだろうと思います。座屈したりしないよう変形には気を付けます。 |
![]() ヤマハ純正 シリンダコンプリート,フロントフオーク 51Y-23170-00 販売終了 フロントフォークシートパイプ(ヤマハ呼称フォークシリンダー)トップアウトスプリング(リバウンドスプリング)とセット。確認は取れていないけど、多分スプリング単品でも出ない。 このスプリング、一般的にはフォークが伸びきった時の緩衝目的に組み込まれているものですが、メインスプリングの交換などを伴うサスセッティングの際、積極的に利用することができる。 |
![]() ヤマハ純正 シート,スプリングアツパ 583-23142-00 販売終了 薄い鍔付カラーになっているが、同じくスペーサ組込みタイプであるビラーゴなどでは単純な平ワッシャが使用されているので、それでも足りるのかな?と思う。 |
![]() ヤマハ純正 スペーサ 5N8-23118-00 551円(税込) SRX250(51Y、3TY)には組み込まれていないパーツです。 YZ80N スペーサ 58T-23118-L0の流用も面白いかも。 自由長の長いスプリング見つければ(古い車両だとRD400なんかも33Φインナチューブだった筈なので、多分長くて組込みも可能でしょう)、スペーサーが不要になりそうな気はします。 材質と径と厚みと全長が必要ですね。 |
![]() ヤマハ純正 ガスケット 3J2-23114-00 恐らくARS/荒井製作所製でNBR(ニトリルゴム)と思われます。 |
![]() ヤマハ純正 ボルトキヤツプ 51Y-23111-10 販売終了 ヤマハ純正 ボルトキャップ 2JN-23111-00 多分これが使えます。TW200、ビラーゴ用キャプボルト |
![]() Fフォークヤマハ規定オイル量/255cc(標準10G) フォークオイルは何故かスズキが安い。(1Lで1,180円~1,280円) 混ぜてオイル粘度を調整すると、お手軽にチューナー気分が味わえますw フロントフォークオイル粘度表 1本分だけならカワサキが安い350ml |
spongebob0817
ヤフーオークションにSDRパーツを毎週のように出品していた有限会社MiyabeePlusさん。
こちらではバイクオークションで車両を仕入れて解体後出品している訳ですが、出品開始当初は随分高く競りあがっていましたが、ここ暫くはあまり高騰はしていない様子。
最近は出品がありませんが、タマが尽きたか、赤字に参ったか。
落札無かった品物のまとめ出品も多くされてて、やめちゃうのかしら?と心配にもなります。
余所の剥ぎ取り屋は意味不明な同梱手数料取ったり、送料で稼いでいたり、何かキモチ悪いとこが多い中で、良心的に感じられる業者さんですから応援したい気持ちになります。
キモチ悪い業者じゃないと、きっと利益出せないんでしょうけどね。
近い所では4台の落札が確認できました。
以下、MiyabeePlusさんの落札額です。
126,000円 | これはもう完全赤字でしょう |
36,000円 | エンジンが2万くらい行くでしょうから、これなら結構儲かったか? |
67,000円 | 結構きわどいところか |
45,000円 | これくらいなら続けられますね |
この126,000円車両は特別程度が良かったようには見えませんでしたから、ミヤビーさんの「出さなくちゃ!!」という使命感から高掴みしちゃったんだろうなと思われます。
これならヤフオクから仕入れてもいいんじゃない? > ミヤビーさんw
おいおいこんな額でいいのかよ、出品者!!てこともママありますよね。
これが私のSDR125(コードネームFHB)用に調達したフレームの在りし日の姿。書なしです。
もしspongebobさんや、剥ぎ取り出品業者さんからフレームを落札したら、フレーム番号をググってみると恐らくは元の姿を確認することができますよ。
お試しあれ。
というか、色々変化の時期なんですね。
MiyabeePlus Online shop
> イーベイ・セラー成功事例:有限会社MiyabeePlus
2TV フロントフォーク
部品番号/51Y-23102-10
部品名称/フロントフオークアセンブリ(レフト)
販売価格/販売終了
製造元/KYB株式会社(旧カヤバ工業株式会社)
部品番号/51Y-23103-10
部品名称/フロントフオークアセンブリ(ライト)
販売価格/販売終了
製造元/KYB株式会社(旧カヤバ工業株式会社)
SRX250前期16インチ車(51Y)、後期17インチ車(3TY)共通で、インナーチューブ径33mm。
TZR125のフロントフォークはRZ125由来のもので別物です。
特徴はとにかく軽いこと。
FZR250(2KR)フロントフォーク(インナーチューブ径35mm)を同じ感覚で持とうとすると、あまりの重量差で落としそうになる。
SDR.com(SDRの主要?部品の重量)によると、フロントフォーク1本で2.4kgです。
SDR200の美点の一つが「軽いこと」。
とにかく軽いことが第一にあって、それがための剛性不足などはパワー感演出の為の一要素であるのだろうと思えます。
だからフルノーマルが絶対的に正しくて、プアな脚周りをも楽しむのがSDR200という乱暴な単車であるというのが私の考えです。
とは言え、メーカーの設定したままで乗るのが全てにおいて正しいと言う訳ではなくて、体重の重いライダーにはそれなりの対処を考えなくてはなりません。
その一方法が、SRX250のインナースプリングの流用です。
SRX250のインナースプリング長はSDRより長く、バネレートが高く設定されているらしい。
ライダーの体重対策として考えれば、フロント荷重と同時にリヤ荷重も考えなくてはなりませんから、実質的にはコーナーへの突っ込みでより踏ん張れる脚作りといった目的にはなるのでしょう。
跳ね返すような硬い脚ではなく、追随性に優れ、よく動く粘り強いセッティングが良いセッティングであると言われますが、これについては、私のようなド下手では検証する術はありません。
さて、これをパーツ上確認してみましょう。
違いはインナースプリングスペーサーのみ。(5N8/XJ650 Maxim)
スペーサーでプリロードを掛けている訳で、違いはここだけ。
SRX250フロントフォークが強化品というのは、ガセらしいw
組み込み状態で縮められているSDRインナースプリングと解放されているSRX250では、解体して実測比較すると自由長に違いが見られた、ということが伝説の始まりかと思われます。
実際には、強化というよりは、よく動くフロントフォークになるのではないでしょうか?
3DM前期のスペーサは58T-23118-L0で寸法が違っているので、これを交換するというセッティング方法もありそうです。(58T/1985年 YZ80N)
手元の3TYフロントフォークOH時には、こっちを使ってみようかと思います。
フロントフォークトッブカバー 51Y-23111-10/ボルトキヤツプ(販売終了) 代替品としては、TW200、ビラーゴ250用が使える、かな?2JN-23111-00 ヤマハ純正 ボルトキャップ
説明の必要もない当然のことですが、インナーチューブは3層メッキ。
メッキを乗せ易くするための下地メッキとして銅メッキ、そしてその上に塗装のサフェーサーに当たる役割としてニッケルメッキ(銅の赤色を隠蔽します)、最後に塗装の上塗りに当たるクロームメッキと3層に重ね掛けされています。
クロームメッキは厚みのコントロールが難しいようで研磨が必要になるので2度掛けされている、らしい。
インナーチューブのクロームメッキが、機能メッキとしてハードな環境に晒される点から考えて、SDR200のフレームがチョイスしたスズコバメッキ(参照/2TV メッキトラスフレーム 1/2TV メッキトラスフレーム 2/2TV リヤアーム)は、主にコスト計算によるものであると結論付けました。
インナーチューブはまだ出ます。 51Y-23110-00-93 ヤマハ純正 インナーチューブ コンプリート 部品番号/51Y-23110-00-93 部品名称/インナチユーブコンプリート 1 販売価格/12,096(税込) 株式会社ヒロチー商事 楽天市場店
純正パーツ(の品質)に拘らないならば、中華製のリプレイス品という手もあります。純正1本分で2本セットが買える価格になっています。(ヤフオク調べ)
TNKフォークインナーチューブセットはイタリア製。TZR125で23,000円なので1万円弱安いみたい。(ウェビック 楽天市場店)
TZR125(3TY)インナーチューブは1GU-23110-00で15,336円(税込)。まだ出ます。(1GUはRZ125ですね。)
SDR200/SRX250の方がTZR125/RZ125より安く、リビルドする前提ならSDR200/SRX250の物を選んだ方がお得なようです。
参考>
ちょいと気ままに遺跡探訪(たまに2輪レストア)&雑記 – フォークの中身、どっちを使う?(その1)
同じ33Φインナーチューブ径のTZR125(3TY)とSRX250(51Y)を比較検証しています。
こういう実利的な検証する人って素晴らしい。
SRX250スプリングが強化さすたり得るという見解について、プラプラの人が書いてます。
ちょっと重たい人の為のSDRサスについて詳しく書かれたブログ
ヤフオク落札額は5,000円~かな。
高騰すれば更に10,000円プラス。
2TV ブレーキローター
部品番号/2TV-25831-00-35
部品名称/デイスク,ブレーキ (ライト)
販売価格/販売終了
SRX250(3WP)、TZR125(3TY)共通
と言うより、SRX250(3WP)、SDR200(2TV)のフロントセクションは基本的に共通。(但しフロントフォークの中身に多少の違いはある)。※TZR125はRZ125由来の物でまったく違います。
これらの車種の愛好家はパーツの取り合いをしそうなものなのだけれど、そうはならないようで、共通パーツであることを知ってか知らずかヤフオクでの落札額にも差が生じている。
凡そ、2TV>3TY>3WPという状況に見える。
要は希少車に付いていたパーツは希少性が高い故に高く、比較的よく売れた車種では供給量が潤沢で安くということなのでしょう。
足つき性の良さもあって、80年代女性ライダーに好まれたSRX250のパーツなぞは程度も良い可能性が高いので、良品が手に入りやすそうに感じますが如何でしょうか?
だから、賢く部品探しをするならば、この原則に則って探せばお得に入手が可能になる筈です。
ハブ部分と、分かりにくいがコバ面にはシルバー塗装されている。
取付オフセットは0
オフセット0を他車種で探すと、FZR400(1WG)の前期モデルにあり、ローター径は280mmで、266mmのSDR200より大径化されるため、チューニングパーツとして利用される。(厚さ4mm)
TZR250(1KT)の320Φローター(1KT-25830-00)はシングルローター故、厚さ5mm
ローターの使用限度は、キャリパーとの関係から設定される訳で、1WGローターを使用する時には使用限度3.5mmに適合したキャリパーを選ばなくてはならない、筈ですよね?
やはりWディスクをシングルユースするのはおすすめできない気がします。
未使用のブレーキローター厚は5mmで、使用限度は4.5mm。
この厚みの違いは指で撫でてみると結構明確に分かります。(指と言う感覚器の性能は凄いもんです)
4.5mm強のものを撫でてみると、ブレーキパッドが当たる部分に明らかな段付きを感じますが、「この程度で使用限度ギリギリなのか」と驚きもします。
因みに、触診してこれは減ってるなと思ったローターを計測すると4mm切ってました。
ヤフオクでも4mm切るようなのは結構珍しいと思います。一緒に落としたブレーキパッドは明らかにベースプレートで擦ってた状況でした。すげぇー。
※剥ぎ取り出品の車両の場合、ローターとパッドを一緒に落とすと、在りし日の使用状況が分かって宜しいかと思われます。
以前近所の公園で、消防の広報活動イベントがあった時、特装車両のセローが来ていたのですが、何気なくブレーキローターを触ると、スベスベで段付きは全く感じられなかった。
笑顔の隊員さん曰く、「3,000km走行のほぼ新車です」。
なるほど慣らし程度の走行だと、まったく減らないのだなと理解しましたが、そんなパーツは中古市場にまず出てきませんね。
2TV-25831-00-35 ヤマハ純正 ディスクブレーキ
33,774円(税込)送料無料
でキャリパー何使う?
SDR200のブレーキチューンで83mmピッチの4potキャリパーはデチューンだと結論付けてしまったので、使えるキャリパーは限られる。
SDR200に関してはフルノーマルが絶対なので、これはSDR125(コードネームFHB)に関して。
TZR250(1KT)の同径4potキャリパーかSRX400(3HU/2NY/3VN)/600の異径4pot。
※2NX-25810-00か3EN-2580U-52
※1KTキャリパーはアルミピストンにすれば当時のTZレーサーキャリパー(1RK-25810-00)になる。
安いし。
どちらも100mmピッチなのでフロントフォークも変更。
あまりにオーバースペックはよろしくないので、2mmアップの35Φインナーチューブ径を持つFZR250(2KR)かTZR250(1KT)の初期。
そもそもSDRのフロントフォークはヤワだと評判なので、これくらいのスープアップは許容範囲でしょう。
更に、安いし。
それでブレーキローターは1KTの320Φ。
ホイールいっぱいのローター面積で、なんかヴィンテージレーサーの趣。
貰ったし。
ホイールは1KT(TZR250・2KR)。
ヤフオクで100円~、安い。
または3HM。
これはWディスク用だけれど片方寝かせておけば良いだけ。
若干高いけど、自分はこれ使います。
安い方の2KRホイールは加工予定なので使えません。
結論
トリプルツリー/2KR
フロントフォーク/2KR
フロントホイール/3HM
フロントキャリパー/SRX400
フロントローター/1KT
と、こんな感じです。
安さ追求、性能ほどほどて所を到着点にしています。
問題点はハンドルロックが使えないこと。
追々考えます。
83mmピッチキャリパーのWディスク化にしたい方は、RZ-R最終期3HMのフロントフォークを使いましょう。
これもあまり安く落とせないですけどね。(大概、一対一で競ることになるのでこっちが先折れ。てことは人気ない筈なんだけどなぁ・・・)
SDR200のブレーキチューン
SDR200のブレーキチューン(SRX250やTZR125も)と言えば、まずは純正流用4pot化のライトチューンですね。
フロントフォークへのキャリパー取付ピッチが83mmで、多くのヤマハ純正キャリパーがポン付け可能なので大勢の方が行っているようです。
さてここで、ちょっと小学生並みの計算をしてみましょう。(算数苦手なので間違っている可能性は高いですw)
R1-z(3XC)のドライウェイトは133kg
SDR(2TV)のドライウェイトは113kg
1.177:1
113kgx1.177=133.001kg
各々のブレーキキャリパーの持つポテンシャルは、車重比から見ると凡そ同様となる筈だから、3XCキャリパーを2TVにシングルユースした場合の制動能力は半分になる。(2-1=1という小学生並みの計算)
ここまで数字が揃うとヤマハは意図してやってるんじゃないの?と勘繰りたくもなる。
いや意図しているに決まってますね、制動装置なんて保安上重要なものを計算しない訳がない。
しかしもし、3XCのブレーキ性能が2TVの倍だと仮定すればキャリパー1つあたり133kg受け持つことが可能なので、そもそもブレーキがプアだと言われる2TVに対してはそれなりにチューンナップパーツとして看做して良いことになるでしょう。
133kgの車重に使えるブレーキを113kgに使うってことですからね。
でもでも、3XCキャリパーが2TVの倍のポテンシャルを持つと考えるのは楽観的過ぎる。
最初の計算のように妙に数字が揃ったし。
とすればデチューン?
3XCキャリパー1つが受け持てる車重は、133kg/2×1.177=78.2705kgとなり113kgより遥かに下回り、車重80kgのRZ50ですら不足するという計算です。
逆に言うと2TVブレーキシステムを基準面とすれば、3XCブレーキをそのまま使えば160kg弱まで対応可能と言うことになりますね。
ここでは3XCと比較したけれど、ヤマハの異径4pot両押しキャリパーはどれも同じようなもんだと思うので、こいつを2TVブレーキチューンに使うのはどうなんだろう?て話です。
もし、純正流用ブレーキチューンするなら、1KTの元祖ヤマンボ(当時のTZレーサーと共通キャリパー/でもピストンはアルミ)と320Φブレーキローターの組み合わせか、そのままWディスクしか無いと思うんだけどどうでしょう?
どちらも前脚ズッポシ交換ですね。
ブレーキフィールの話は別にして、単にストッピングパワーに関してですけどね。
つまり、3XCなどの異径4potキャリパーのWディスク使用組は制動力の向上ではなく、僅かに増える車重と引き換えにブレーキフィール向上を狙っての採用ってことなんじゃないかな?という結論を導き出す訳です。
SDR200オーバーサイズピストンは本当に無いのか?
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15,838円 (税込) 送料無料
この型番はSDR200(2TV)用0.5mmオーバーサイズピストンのものですが、ヒロチー商事ではメーカー取り寄せ品ということでカートに入ります。
暫く前までは0.25mmオーバーサイズの2TV-11635-00もカートに入る状態だったのですが、現在は見つかりません。
と言うことは間違いと言う訳ではない?
オーバーサイズピストンは僅かながらも排気量が変わってしまうこともあって、当局からのお達しによりパーツリストから消えてしまったものです。(一部海外販売品除く)
存在自体はしているものの(そりゃ会社資産ですし廃棄処分はしないものね)、おおっぴらに販売はしていなかった事実?もあるようですが、実際にまだ流通しているのか?これは疑問です。
久しぶりに楽天お気に入りを整理して思い出したので書きました。
自分はSDRに200ccは要らんでしょ?という立ち位置なのでコレ要りません。必要な方買い占めちゃってくださいw
因みにオーバーサイズピストンリングはかなり前から出てきません。
ピストンだけあっても、ねぇ・・・・。
ところで、このヒロチー商事では、販売終了品のSDR200フロントブレーキローターもカートに入ります。
在庫でしょうか?高いけどね。
2TV-25831-00-35 ヤマハ純正 ディスクブレーキ 33,774円(税込)送料無料
この商品の配送方法を見ますと、宅配便 国際配送になっています。
これヒント?
株式会社ヒロチー商事 楽天市場店