ヤマハSDR200 35周年ミーティング参戦車?

30周年ミーティングが終わったばかりだけれど、次回35周年にはこいつで行けたら最高だと思う。
皆さんの土産話を見ると、今回のミーティングでは還暦過ぎのベテランさんの参加もあったようなので、俺も5年後でも行けるかも?

ドイツのモペッド屋さんSachs社によるイカした単車、Sachs XTC-R125。

想像してみてください。
居並ぶSDRの中に何事も無いようにコイツを紛れ込ませようとする男の姿を。

遠巻きに感じる視線。
何が起こっているのか?という困惑の表情。
何か変な空気になってザワつくことは間違いない。


エンジンはヤマハDT125R(3MB/スイス仕様だっけか?)でヤマハからOEM供給をうけている様子。
なのでSDR200の2TVエンジンを載せるのはそう難しくない筈。

でも、こいつは手に入れるだけで苦労するね。
多分輸入しないと無理だと思う。

日本国内で見掛けることがあったら・・・いや、冷静に考えたらネタのためにそこまでするようなファンキーな人間じゃないわ俺w





Sachs Beast
4st 100cc Vツインのコンセプトモデル
小排気量好きには心躍ります。
現行XTC125のタンク形状のベースになったのはこれですね。


Sito ufficiale Sachs

2stのSRX

SDR200は2stのSRXを作りたかったヤマハの技術者によって作られたのだろうと思っています。
(以前の投稿 SDR200にYZ250エンジンが積まれていたら)

当時のヤマハ開発陣にとってSRX4&6は相当に思い入れある車両だったことはよく分かる。

SRXデザインの何が良いかと言えば、コンベンショナルなレイアウトにもまだデザインの余地があるぞと証明したところだと個人的には思ってます。
車体を構成するデザインの起点としての三角形。
風車のようにシュルシュル回転しそうなこのデザインは正に秀逸。

SDR200 30周年ミーティングの中では「エアクリーナーボックスがSDRデザインの起点である」と発言されていたようですが、そのデザインモチーフがSRX4&6にあるのは明らかですね。

SDRをカスタマイズしようとすると非常に邪魔になるパーツがエアクリーナーボックスですから、それだけ存在感あるコアになるデザインなのは間違いありません。

SDR好きはSRXも好き、これは真実(違う?)。
それじゃ、SRXを2stにしてみましょう。

1型SRX6に比較的新しいYZ250エンジンを当て込んでみました。

変更点はエンジンの他はダウンチューブと膨張管(エクスパンションチャンバー)、それとラジエター。
ランツァやSDR200(2TV)、DT-R(3ET系)の前傾シリンダーならダウンチューブを作り直さなくても良いかも知れません。


ところでチャンバーって言い方、昔からなんか気持ち悪い。
パワーパイプとか言った方が良いんじゃないのかね?
つーか、チェインバーだし。


やってみて改めて思うのは、SRX4&6はやはりエンジンや排気管までも含めて適正にデザインされているってことですね。

YZエンジンに換えるだけで見事にコンベンショナル(ありふれた)なオートバイデザインに。
でもコンベンショナルとしてはそれなりに見られるデザインかも知れません。
眺め続けると凄くカッチョ良く見えてくる。

SRXベースでカスタマイズしていくメリットは。
1 スペース的に余裕がある。
2 構成がトリッキーでない。
3 それなりに人気車だったSRXでは豊富なチューンナップパーツやノウハウがある。
4 安い。書付フレーム100円から。

もうやらない理由が無い。
だけどSRX好きは4st単気筒でドコドコ走らせることに拘る訳で、2st化なんて唾棄ものなんですよね。

さて、札幌は良い街です。
中心部の職場まで地下鉄で15分程度の立地でありながらもガレージ付のアパートが5万円も出せば借りられます。

札幌に暮らしていた20年ほど前、うちのガレージにはFZ250フェイザー、部品取りのFZ250R、XJR400、そしてFD3Sが収まっていました。
東京都内でこれをやろうとすると20万円ほども掛かってしまいます。
生まれ育った北海道ではあっても雪は大嫌いなんで、雪が無くなったら帰ってやってもいいぜというスタンスです。

都内の暮らしでは125最強と思っているので自分で実現させる気持ちはさらさらないけど、今も北海道暮らしだったなら今頃は部品集めくらいは始めていたかも知れません。
というかSRX250がこのデザインで出てたなら、SDRにはきっと手を出さなかったんだろうなと改めて思う。

見たいなあ、2stのSRX。
誰かやりませんか?


SDR200にYZ250エンジンが積まれていたら


SDR30周年ミーティングの中でSDR開発者の口から「YZ250のエンジンも検討された」という発言があったそうな。

もしSDRにYZ250エンジンが積まれていたなら、きっともっと売れていたでしょう。
あの頃はバイクブームでニワカライダーが大勢生まれました。
私もその一人で、その原因が250ccクラスの拡充だった訳です。

初のクォーターマルチであるGS250FW。(本当に遅かった。)
そしてそれを追うように(否、追ったんだね)FZ250フェイザー。
TZR250を起点としたレーサーレプリカ群。

車検が無くて保険料が安くて、日本人レーサーが活躍してたり、集合管が付けられたりする。

高速も乗れてツーリングもできる。
なので北海道はニワカで溢れた。(みつばち族)
維持費を気にしないで原チャリ以上の単車が乗れる。これがなきゃきっと単車に手出すことはなかったな

ニワカライダー的には250ccという排気量はとても重要なもので、中途半端な200ccなんて到底受け入れられるものではありません。
50cc分損した気になる。

何とびんぼくさい。


今でもびんぼくさい私は小さい缶コーヒーに手を出すことなぞ有り得ません。


そんな状況ですから営業的にはSDRにも250ccは当然求められたでしょう。
そういった意味からはSDRに250ccなんてのは何の疑問もありませんし、むしろ当然。

とは言え、2st単気筒250ccバイクのレース規格もありませんから、レーサーレプリカに在らずばバイクにあらずという時代では大ブームは起こせなかったでしょう。
でも先駆的にSRX4&6が存在していましたので、同じテイストを持つSDRもそれなりには売れてくれたことでしょう。

で、SDRが売れればどうなるか?

中古車市場にタマが増える。
そして後年に残る車両数も増え、当然手頃な価格で手に入ることになる。
純正非純正を問わず部品も豊富に流通する。

50馬力を超えるようなエンジンだからフレームや足回りも当然剛性の高いものになる。(勿論適正なところまでデチューンされる訳だけどそれでも、ね)

さて、それは果たしてSDRなのだろうか?

YZ250エンジンのSDRが販売された未来。
間違いなく「2stのSRX」と異名されていた筈。

YZ250エンジン積みたかった人はきっとそれが理想だった人なんだろね。

でもね
タマはそこそこ豊富で程度の良い中古車が手に入るそんな未来の私は、きっとYZ80あたりのエンジンを積んで足回りをプアにする計画を立てたことでしょう。
安いから妥協するけど、でもフレームは何とか軽くしてーなーなどとボヤきながら。

結論
SDRにYZエンジン積まれなくて、「本 当 に 良 か っ た !」


SDRにYZエンジン積んだ人 やっちゃいました!
カスタマイズという作業は良いのです。否定しません。


SDR 30周年ミーティングTシャツ

そこかしこで30周年ミーティングの土産話が見られるようになってきました。
行かなかった私なのに記念Tシャツのバックオーダーがあることを目にして注文させていただきました。
Tシャツボディはユナイテッドアスレの5401で、プリント位置は胸か背中か選べます。
5.0oz生地で比較的薄手なので、個人的にはとても好みです。

今月末まで、の募集で、枚数確定したら、金額が確定になります
総数が50枚以下だと1300-1400円ぐらいの予定価格です
(100枚越えれば初回と同じ1100円になる仕組みです)
送料が2枚までは510円(郵政のエクスパック利用)なので
4枚から6枚で1020円になります。

だそうです。
みんなもゲットしようぜ!!
注文数量30枚以下なら作れないそうですから是非物で!!

これさぁ、凄くメンドクサイですよ。
イラレで写真トレースじゃ上手く行かない気がする。
まあトレースでもイライラするくらいメンドクサイし、良く描きました、素晴らしい。

自分でTシャツ作るなら、フレームの線画と思っていたので、完全にシンクロでした。


SDR 30周年ミーティングTシャツバックオーダーサイトhttps://sites.google.com/view/yamaha-sdr-30th-anniversary

It’s time!


さあ今日はSDR200 30thミーティングの日だ。

おまえら準備はできたか?
ガソリンは満タンか?
予備のオイルは持ったか?
整備は万全だろうな?
何たって30年前の単車だ、ちょっとしたことが命取りだぜ。
一応言っておくがおやつは300円までだ。

それじゃ行くぜええぇぇぇぇ!!


まあ俺は行かないんだけど。
人見知りだし
色々事情もあって今単車乗れないし。
あ、色々事情と言ってもお巡りさんには関係ないよ。

それでは皆様、良き出会いをお楽しみください。
土産話も楽しみにしてますよ。

SDR30周年ミーティングにご参加の方へお願い

今週末はSDR30周年ミーティング。
いよいよですね。
開催の為にご尽力された方々、大変お疲れ様です。

さて、このイベントにはヤマハからSDR開発関係者の方もご参加いただけるそうで、恐らく質疑応答の時間もございますでしょう。

ご参加いただく方、是非私の疑問もお尋ねいただけないでしょうか?


ヤマハSDR200は、僅か1年、僅か1万台ばかりの販売車両ではあるが対策部品の投入がなされています。
今の所気付いたのは下記の2点。

1つはステッププレート。

ステッププレート ↑前期 後期↓

一見して同一に見えるステッププレートですが、アンクルサポートのステー部分の肉抜きに違いがあります。これは恐らく対策品。
・以前の投稿 – 2TV ステップブラケット


疑問なのは、これがいつの段階で対策されたのか?ということです。
というのも、手元のどのフレームと合わせるのが正しいのか分からないから。

一体何番台のフレームから変わっているのか?
折角レストアするのだから、後年にまで疑問を残す車体にはしたくないと考えています。

もう1つはチェンジペダルのラバー。

現在も純正部品供給されているパーツですが、出てくるのは後期型の大型で角ばったタイプのもの。
こちらは対策というよりは部品統合ということになるのだと思います。
個人的には小振りな前期型の方が好みです。

折角綺麗な状態で旧部品があるのですから適正に生かしてあげたい。

チェンジペダルラバー ↑前期 後期↓(写真は割れてしまってます。すいません。)

ペダルラバーですが、単に減ってしまっているだけかも知れない。
昔の単車はこうだったよなという印象だけで判断している訳ですが、散々画像検索してもこういう小振りなラバーは中々出てこない。
どうなんだろ?

今現在手元には、フレームナンバー3000番台、4000番台、6000番台、8000番台の4種類があります。
これらのパーツが適合するのはどのフレームなのか?
これが知りたいという訳です。

きっと他にも色々あるのでしょうね。
とても知りたいです。

追加
塗装色シャイニーブラックは何番台からか?
6000番台以降の車両では急激に増えている気がするのでこの辺りからか?とは思いますが。

50年後、100年後のSDRの為に。
そのくらい大切にしたい歴史に残る単車ですよ、こいつは。

SDRフレームメッキの硬度

ヤマハSDR200(以下SDR)に関係した硬度を抜粋。

メッキの硬度を考えた場合、ビッカース硬度やヌーブ硬度では下地硬度に依存してしまうのでモース硬度を選択。
また、JISの鉛筆硬度試験の場合、最高硬度が9Hでモース硬度と比較した場合数値が凡そ半分になる。
となると鉄程度のひっかき硬度しか検討できないため、やはりモース硬度が適当と考えた。

以下モース硬度による比較
錫=1.8
亜鉛=2.5
塗装=2.5(凡そ爪の硬度)
アルミ=2.9
銅=3.0
ニッケル=3.5
ガラスコーティング=4.5(この数値前後)
鉄=4.5
コバルト=5.5
タングステン=7.5
クロム=9.0

モース硬度から見るとSDRフレームのメッキにおいてスズコバ合金メッキが採用されている理由は、装飾的な色味の解決ではなく、物性としての強度を理由とするものと判断できる。

wikipedia コバルト画像
コバルトの単体 – wikipedia
語源は”Kobalos”山の妖精

錫とコバルトの単体色は共に銀白色。
補修の際に錫のみを使用しても表面的な違和感はあまりないだろうと推定できる。
つまりハンダで補修できるだろうということ。

以前説明も何もなく唐突にハンダだけを紹介したことがありますが、まあこういうことです。
以前の投稿 – 鉛フリーハンダ

単にコストだけの問題で選択されたであろうスズコバメッキですが、レストアに於いてこれはとてもありがたい。

ヤマハよくやった!と言いたい。

また、補修範囲が広くなってしまった場合にはverometalという選択肢もあります。
verometalでは銅やら錫やら色々塗れます。
以前の投稿 – verometalなら・・・

と言う訳で、SDRメッキフレームの補修方法としては完全にメッキがやられてしまっている場合を除いて、再メッキでの対応は考えないのが正しい判断と考えています。

だってホームメイドの補修で済むのに高い金使ってやり直す意味って無いやん?


2TV メッキトラスフレーム 1
2TV メッキトラスフレーム 2 – まだ書いてないけど
2TV リヤアーム
各種物質の硬度(モース硬度) – 外部リンク

はこBOONサービス休止は痛いな


先日ヤフオクで落札したTZR125のエアクリーナーボックスが今日届きました。

落札額は55円。
まあ相場でしょう。
但し送料は1400円と高かった。

本当こういう業者は腹が立ちます。
品物の3倍もあるデカイ段ボール箱に詰め、隙間を大量の古新聞で埋めるという、まったく通販やオークションに向かないタイプの業者出品です。
バイクジャンクパーツ出品業者の大半はこのタイプ。
ゴミ送ってもらうために金払ってる訳じゃないっつの。
ゴミ処分するのに30分も掛かったわまったく。

まともな発送方法ができない奴はオークションなんかやらないで欲しいと心から思います。

さて表題の件。
はこBOONサービスが2017年8月9日(水)で休止が決定しました。
自分でオークション出品物を発送する際ははこBOONを利用することが非常に多くて、理由としては落札者に無駄な金を使わせたくないから。

自分がやられて嫌なことはしない、という気持ちです。

そのはこBOONが休止。
大きくて軽い物ははこBOON。
SDRのフレームやリヤアームのようなカサはあるけど軽いパーツはお得に運べます。

とても、痛いです。
ヤマトに端を発した配送料金改定の影響なのでしょう。
休止前までに大型パーツの出品を済ませてしまおうと思う今日の出来事でした。

今までありがとうはこBOON。
又逢う日まで。


因みにはこBOONミニの方は残ります。
はこBOONサービス休止のお知らせ
俺のオークション発送ポリシー – 送料

穴あきジッポ


ヤフオクに出品されてる変な物の話題です。

新作 高精度 穴あき Zippo 1941 REPLICA 白金張 両面槌目彫 プラチナコーティング ハンマートーン 未使用 毎週5%OFF
現在17,000円ほどになってますけど、過去の落札額を検索して見ると9,000円あたりから。

このジッポだと「・・・こいつが俺の命を救ってくれた相棒なんだぜ」なんて武勇伝を語ることができない訳ですね。
でも飲み屋でお姉ちゃんとの話のタネにはなりますね。

平和ボケした日本人ですから、銃弾で心臓を貫かれる心配をするよりはお姉ちゃんのハートを打ち抜く努力をすべきです。

喫煙具って素敵ですね。

以下の通り、実用新案申請されているようです。


【考案の名称】穴あきオイルライター
【国際特許分類】F23Q 2/36 ・・外箱
【実用新案権者】足立康次
【考案者】足立康次

このジッポは見た瞬間に何だこれ?という疑問が湧くので一発芸的に使えるなと思うのですが、穴の部分にスノードーム組み込んでみたりしてジッポデザインの多様性を目指すのもありかも知れない。


永久保証(永久無償修理制度)を謳うジッポですが、この改造ジッポは流石に保証外ですよね。

ZIPPOライター修理依頼先 
アメリカ居住者限定:Zippo Repair Clinic 1932 Zippo Drive Bradford, PA 16701 USA
日本:ジッポ日本正規輸入代理店マルカイコーポレーション

VeroMetalならブルーイングとか錆エージングとかできるね

Felightという名前でクラウドファンディングされていたようですが、これイイね。

『Felight』塗れる金属でDIYの世界を広げる。あなたは何を金属に変える? – Makuake

単にプラスティックにも施工できるメッキ系コーティングならば、カニゼン(無電解)メッキとか真空蒸着とか色々方法がある訳ですが、このVeroMetalだと鉄がイケル。

ということは写真にあるようなことがプラ銃でできるということ。(誤解なきよう。写真は実銃です。)

つまり、亜鉛やアルミ用ではなく「鉄用」のブルーイングができるということ。
これは素晴らしい!

ブルーイングとは言いつつも、単に黒染めぽいのも多く見られますが、このVeroMetalで鉄皮膜を付けてブルーイングしてやれば、名前通りのスチールブルーが出来上がる?
ヒートブルーって奴です。

そして、ちゃんと錆が生えるそうですからエイジングもできる。
というかほったらかせばエイジングする。

錆を再現する塗料もあるけれど、本物の錆が生やせる。
なのでプラタンクに施工して本物の錆を生やせる。
(因みに磁石も着きます)

錆ってやつは機械の機能を阻害してしまうので嫌われる訳ですが、金属の質感を演出する上ではとても魅力的なもの。
単に質感表現なら欲しくなる。

しかし残念ながら施工できないものもあるそうです。
空気、水、そして氷。

て、できないもんは無いってことやないかーい!

以前Fe(鉄)メッキてやつに注目が集まっておりましたが、現在プラのモデルガン(ガスガン)にFeメッキを施してくれる所は無いらしい。
そもそも鉄メッキというやつは金型補修などに使用される特殊なメッキなのでやってくれる所自体が少ない。

VeroMetalはトイガン業界的に魅力的だと思いますよ。

久し振りにテッポー弄りしたくてウズウズします。

※刻印消えるだろ?というご意見を承りましたが、天然木の木目が消えないようなので、イケる!!と踏んでおります。


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