2TV フロントフォーク


部品番号/51Y-23102-10
部品名称/フロントフオークアセンブリ(レフト)
販売価格/販売終了
製造元/KYB株式会社(旧カヤバ工業株式会社)
部品番号/51Y-23103-10
部品名称/フロントフオークアセンブリ(ライト)
販売価格/販売終了
製造元/KYB株式会社(旧カヤバ工業株式会社)

SRX250前期16インチ車(51Y)、後期17インチ車(3TY)共通で、インナーチューブ径33mm。
TZR125のフロントフォークはRZ125由来のもので別物です。

特徴はとにかく軽いこと。

FZR250(2KR)フロントフォーク(インナーチューブ径35mm)を同じ感覚で持とうとすると、あまりの重量差で落としそうになる。
SDR.com(SDRの主要?部品の重量)によると、フロントフォーク1本で2.4kgです。

SDR200の美点の一つが「軽いこと」。
とにかく軽いことが第一にあって、それがための剛性不足などはパワー感演出の為の一要素であるのだろうと思えます。

だからフルノーマルが絶対的に正しくて、プアな脚周りをも楽しむのがSDR200という乱暴な単車であるというのが私の考えです。

とは言え、メーカーの設定したままで乗るのが全てにおいて正しいと言う訳ではなくて、体重の重いライダーにはそれなりの対処を考えなくてはなりません。

その一方法が、SRX250のインナースプリングの流用です。

SRX250のインナースプリング長はSDRより長く、バネレートが高く設定されているらしい。
ライダーの体重対策として考えれば、フロント荷重と同時にリヤ荷重も考えなくてはなりませんから、実質的にはコーナーへの突っ込みでより踏ん張れる脚作りといった目的にはなるのでしょう。

跳ね返すような硬い脚ではなく、追随性に優れ、よく動く粘り強いセッティングが良いセッティングであると言われますが、これについては、私のようなド下手では検証する術はありません。


さて、これをパーツ上確認してみましょう。


※赤文字はビラーゴ250(3DM)共通パーツです。

違いはインナースプリングスペーサーのみ。(5N8/XJ650 Maxim)
スペーサーでプリロードを掛けている訳で、違いはここだけ。

SRX250フロントフォークが強化品というのは、ガセらしいw
組み込み状態で縮められているSDRインナースプリングと解放されているSRX250では、解体して実測比較すると自由長に違いが見られた、ということが伝説の始まりかと思われます。

実際には、強化というよりは、よく動くフロントフォークになるのではないでしょうか?

3DM前期のスペーサは58T-23118-L0で寸法が違っているので、これを交換するというセッティング方法もありそうです。(58T/1985年 YZ80N)
手元の3TYフロントフォークOH時には、こっちを使ってみようかと思います。

フロントフォークトッブカバー
51Y-23111-10/ボルトキヤツプ(販売終了)
代替品としては、TW200、ビラーゴ250用が使える、かな?


2JN-23111-00 ヤマハ純正 ボルトキャップ

説明の必要もない当然のことですが、インナーチューブは3層メッキ。

メッキを乗せ易くするための下地メッキとして銅メッキ、そしてその上に塗装のサフェーサーに当たる役割としてニッケルメッキ(銅の赤色を隠蔽します)、最後に塗装の上塗りに当たるクロームメッキと3層に重ね掛けされています。

クロームメッキは厚みのコントロールが難しいようで研磨が必要になるので2度掛けされている、らしい。


インナーチューブのクロームメッキが、機能メッキとしてハードな環境に晒される点から考えて、SDR200のフレームがチョイスしたスズコバメッキ(参照/2TV メッキトラスフレーム 12TV メッキトラスフレーム 22TV リヤアーム)は、主にコスト計算によるものであると結論付けました。

インナーチューブはまだ出ます。
51Y-23110-00-93 ヤマハ純正 インナーチューブ コンプリート

部品番号/51Y-23110-00-93
部品名称/インナチユーブコンプリート 1
販売価格/12,096(税込)

株式会社ヒロチー商事 楽天市場店

純正パーツ(の品質)に拘らないならば、中華製のリプレイス品という手もあります。純正1本分で2本セットが買える価格になっています。(ヤフオク調べ)
TNKフォークインナーチューブセットはイタリア製。TZR125で23,000円なので1万円弱安いみたい。(ウェビック 楽天市場店)
TZR125(3TY)インナーチューブは1GU-23110-00で15,336円(税込)。まだ出ます。(1GUはRZ125ですね。)

SDR200/SRX250の方がTZR125/RZ125より安く、リビルドする前提ならSDR200/SRX250の物を選んだ方がお得なようです。


参考>
ちょいと気ままに遺跡探訪(たまに2輪レストア)&雑記 – フォークの中身、どっちを使う?(その1)
同じ33Φインナーチューブ径のTZR125(3TY)とSRX250(51Y)を比較検証しています。
こういう実利的な検証する人って素晴らしい。

SRX250スプリングが強化さすたり得るという見解について、プラプラの人が書いてます。
ちょっと重たい人の為のSDRサスについて詳しく書かれたブログ

ヤフオク落札額は5,000円~かな。
高騰すれば更に10,000円プラス。

“2TV フロントフォーク” への1件の返信

  1. ご無沙汰してます。
    3TYってTZ125で、SRXは前期3WPと後期51Yじゃ無いでしょうか。
    またスプリングはSDRとSRXは長さから違う全く別物で、単にカラーの有無だけでは無いのでは無いかと思います。
    品番も違います。

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